
記事の見出しってどうやって作るの?
見出しにルールはあるの?
今回は、こんな疑問にお答えします。
- 見出しの種類
- 見出しを作るときのポイント
この記事を書いている僕は、Wwebライターとして200以上の記事を書いてきました。記事を書くときの見出し決めで意識していることをお伝えします。


Google検索で上位表示されるような、質の高い記事を書くためには、見出しも重要な要素の1つ。Webライター初心者が、何の知識もなく見出しを作ってしまうと、クライアントからの評価も下がってしまいます。
とはいえ、見出し作りは難しい作業ではありません。ポイントを抑えれば簡単に魅力的な見出しを作れます。この記事で見出しの作り方を紹介するので、参考にしてください。
見出しの種類


まず、見出しの種類から紹介します。
見出しにはh1,h2,h3…と、種類があります。それぞれの違いは以下の感じです。


h1見出しの中にh2見出しがあり、h2見出しの中にh3見出しがあるといった具合で使います。
ちなみに、必ずしもh2見出しの中にh3見出しを作る必要はありません。状況に応じて、h2だけにするのか、h3も作るのかなどを考えましょう。
また、各見出しには以下の役割があります。
- h1:タイトル
- h2:章ごとのテーマ
- h3:章に含まれるポイント
- h4〜:細かい細く
h1はタイトルなので、使うのは1記事に1回だけです。h4見出しはたまに使いますがまれ。h5以降は使わないと思ってOKです。
ちょっと分かりににくい人のために、算数の教科書を例にして紹介しますね。
- h1:算数2年生
- h2:かけ算
- h3:かけ算のやり方
- h3:1の段
- h3:2の段 ・・・
- h2:わり算
- h3:わり算のやり方・・・
- h2:かけ算
数字が小さくなるにつれて、情報が細分化されるイメージです。
見出しを作るときのポイント


続いて見出しを作るときのポイントを解説します。なお、この記事ではh2以降を見出しとします(h1は例外)。
- 記事で伝えることを明確にする
- 見出しタグの順番を守る
- h2見出しにキーワードを入れる
- 階層を揃える
- シンプルにまとめる
ポイント①記事で伝えることを明確にする
そもそもですが、記事で何を伝えるかを決めていなければ見出しは作れません。
選んだキーワードから、読者が知りたい情報を考え、それに合った見出しを作りましょう。
なお、読者が知りたい情報を考えるためのリサーチ方法は、こちらの記事で解説しているので、参考にしてみてください↓
>>【テンプレ付き】リサーチ方法のコツをWebライター向けに徹底解説!


ポイント②見出しタグの順番を守る
次に、見出しのダグの順番を守りましょう。
見出しの順番は、h1→h2→h3…と決まっています。h1→h2→h4のように、h3を飛ばしてh4が登場させるのはNGです。
また、h3やh4見出しは、各階層の中に2つ以上作りるのが一般的です。言い換えると、h2見出しの中に、h3見出しが1つしかない状況はNG。それだったら、h2見出しだけにして、h3見出しを作らないほうがいいです。
もちろん、h3やh4見出しがない見出しを作るのはOKです。
ポイント③h2見出しにキーワードを入れる
3つ目は、h2見出しにはできる限り記事で狙っているキーワードを入れましょう。
h2見出しにキーワードを入れる理由は、Googleに何のキーワードで書かれて記事なのかを認識させやすくするためです。そうすることで、Google検索でも記事が上位表示されやすくなります。
例えば、自宅でできる効果的な筋トレ方法を紹介する記事を書く場合、「自宅 筋トレ」などが、記事で狙っているキーワードの候補です。h2見出しとして、考えられるのは以下の通り。
- 自宅でできる筋トレ方法5つ
- 自宅で筋トレするときの注意点
- 自宅で使えるおすすめの筋トレグッズ3つ
ただし、不自然に盛り込むのはNG。読者に悪い印象を与え、離脱につながることもあるので、違和感がある見出しになるなら入れないほうが無難です。
また、場合によってはGoogleからスパム扱いされる可能性もあるので注意しましょう。
ポイント④階層を揃える
続いて、階層を揃えましょう。分かりにくいと思うので、悪い例を紹介します。
例えば、「おすすめのダイエット方法」の記事を書くとします。
- h2:ダイエット効果のあるサプリ3つ
- h3:サプリA
- h3:サプリB
- h3:サプリC
- h2:ダイエット効果のある筋トレ2つ
- h3:腹筋
- h3:スクワット
- h2:炭水化物の食事を減らす
3つ目のh2見出しだけ具体的な手段になって、違和感があります。
適切な3つ目の見出しは、h2に「ダイエット効果のある食事法」h3に「炭水化物の食事を減らす」「夕食は18時までに済ませる」などがくると自然です。
今回は分かりやすい例をあげましたが、h2とh3の切り分けが難しい場合もあり、違和感のある記事を書いている人もたくさんいます。
慣れによる部分もありますが、階層の違いは意識しておきましょう。
ポイント⑤シンプルにまとめる
最後に、見出しは20文字以内でシンプルにまとめましょう。
というのも、見出しは一目で内容を把握させることが重要だからです。Web記事は流し読みしている人が大半。パッと見ただけで理解できないと、読むのをやめる可能性が高まります。
なお、シンプルで分かりやすい見出しを作るには、「一文一義(一つの文章に一つの情報だけを書くこと)」を意識するのがポイント。
情報が多すぎる、何を伝えたいか分からなくなるので、大事なことに絞りましょう。伝えることが多いときは、見出しを分けると解決する場合もあります。
まとめ:見出しの作り方をマスターして読みやすい記事を書こう


今回は、Web記事の見出しの作りを解説しました。見出しを作るときのポイントは以下の通り。
- 記事で伝えることを明確にする
- 見出しタグの順番を守る
- h2見出しにキーワードを入れる
- 階層を揃える
- シンプルにまとめる
上記のポイントを抑えると、読者とGoogleの両方に評価される見出しが作れます。
結果的に、読者の増加、収益アップに繋がるでしょう。見出しの作り方をマスターして読みやすい記事を書いてくださいね!